育英資金
ちょっと前に旦那さんの会社の人から100日が終わったらお線香をあげたいと連絡があった
お互いの仕事の都合もあり昨日きてもらった
わざわざお線香をあげに来てくれるなんてありがたい、そう思っていた
だって 当事者でない者にとって4ヶ月前の事はもう過去の事で日々の生活の中では忘れさられていくんだと感じていた
以前の私がそうだったように
そう 忙しい毎日のなかではもう旦那さんの事なんて忘れ去られていると思っていた
だから 思いだしてくれるだけでも嬉しかったし、しかもお線香をあげにわざわざ来てくれるなんてとてもありがたかった
仕事の休みをもらい 仏壇の掃除をしたりお花を新しくしたりして待っていた
旦那さんに 思い出してくれるなんてありがたいねって言いながら
そして 旦那さんが最後までお世話になっていた上司のかたや部下のかたが4人できてくた
お線香をあげてもらって お茶をだして少し思い出話をして帰ってもらうつもりでいたら
思いがけないお話をもらった
なんと 旦那さんの部下の方が有志をつのり子供たちのためにと育英資金にと寄付を集めてくれた
しかも とても多くの人が協力してくれて これも主人だからだよって言ってもらって
旦那さんが会社でどれほど慕われていたのかがわかった
葬儀の時も ただのサラリーマンの旦那さんのために驚くほどの人が来てくれて
生前の旦那さんの人柄だと感じていたけど
忘れさられていくものだとばっかり思っていた私にとって とても温かいものになった
旦那さん みんなの気持ちが優しいよ、しんどい時もあるけど頑張らなきゃね